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主婦のモニター活動で採用された小さな意見!?
受賞タイトル
【銅賞】小さな意見もメーカーさんに届くかもしれないモニター活動は素晴らしい!
もくじ
受賞者プロフィール
年齢:52歳
性別:女性
職業:専業主婦
未既婚:既婚
幸せなはずの生活に孤独感を感じた
モニターとの出会い、それはなんと8歳だった。その頃企業モニターをしていた母に連れられてモニター会場に行って子供の小さな意見を言ったのが、私の初めてのモニター体験だった。
それから大人になった私はモニターの事をすっかり忘れていた。結婚して出産をすると激務の夫は育児に関われず、ワンオペ育児に奮闘をした。天気の良い日の昼間、小さな娘とリビングで二人で過ごしていると幸せなはずなのに何故かふと孤独を感じた。自分だけが社会から取り残された様な気になっていた。
2度目のモニターとの出会い
「私も何か社会と繋がりたい」、そう感じた時にふと昔、母に連れられて行ったモニターを思い出した。小さな子供がいて仕事は無理かもしれないけれど短時間で終わるモニターなら、少しの間だけ夫に子供を預けて行けるかもしれない。そう思って企業モニターにトライしたのが、私の2度目のモニターとの出会いだった。
テレビ局などのモニターを経験するうちに、今は昔と違って市場調査会社にアンケートモニター登録をすればモニター活動が出来る事が判った。子供をほんの数時間、夫に預けて一人で行くモニターは本当に楽しかった。私みたいな専業主婦の小さな意見にもメーカーさんが耳を傾けてくれるかもしれないモニター活動に、その頃の私は生きがいさえ感じていた。
忘れられないインタビュー
私には今でも忘れられない個別インタビューがある。大きな広告代理店のオフィスでやる1対1の3時間のロングインタビューだった。素敵すぎるオフィスにドキドキしながら行くと1対1で「お菓子のパッケージ」についてひたすら3時間質問に答えるという調査内容だった。今でも覚えている。
それは一言でいうと「質問のスマッシュ」お菓子のパッケージについてだけ四方八方から同じ様な質問が何度もやってくる。私は内心焦りながら、その質問のスマッシュに自分なりの答えを投げ返す。私が今日ここに呼ばれた理由は、この質問に答える為なのだから全てきちんと答えようと思いながら必死で3時間。インタビュアーの投げる質問に答え続けた。
3時間の質問攻めでヘトヘト
インタビュアーは私にさらに高度な事を言ってきた。「頭の中のイメージをコラージュにしてください」とか、「この写真にキャッチフレーズを考えて下さい」とか、「理想のお菓子の絵を下さい」とか、さらに難しい質問を投げかけてくる。その一つ一つに真剣に答えて3時間経った頃には頭の中がフル回転でヘトヘトだった。インタビュアーに「今日、沢山の質問をしてしまい大変だったでしょう」と労われても、「はい。日頃こんなに、お菓子の事ばかり考えていませんから」と余計な一言を言ってしまう位に疲れた。謝礼を貰って3時間の質問の試合を終えて、やり切った感を抱えながらオフィスを後にした。
小さな光を与えてくれたモニター活動
そしてその半年後、買い物をしようとして行った「おかしのまちおか」で衝撃を受ける。なんとあの時、私が書いた理想のお菓子の絵に近い物が商品化されていた。もしかしてメーカーさんが、あの時の専業主婦の私が真剣に答えた小さな意見に耳を傾けてくれたのかもしれない。そうかもしれない。そう思っただけで跳び上がりたい位に嬉しかった。その時にモニター活動ってなんて素晴らしいんだろうと感じた。
幼い娘を抱えて働きに行けずに悶々とした日々に、小さな光を与えてくれたモニター活動。たまに入るモニターがあったからこそ私は育児を楽しんで行えた。そしてその娘も、もう社会人になった。